【2024年】1年間で読んだ絵本&児童書

読み聞かせ

図書館で本を借りると、借りた本の情報や返却日が印刷された紙の貸出票がもらえます。貸出の管理は自分でWEBで出来るので、いままでは貸出票を処分していたのですが、2024年の分は捨てずにとっておきました。年間に借りた絵本の種類や冊数をさぼど気にしたことが無かったのですが、数えて書き出してみることにしました。図書館で借りたのは101冊でした!

こどものあんぜん・あんしん実用書

にぼしとかつおの子どもあんぜん絵本
「にぼし」と「かつお」の2匹の猫ちゃんのイラストがとってもかわいい、コミック調の絵本。短い文とセリフで書かれているのでとっても読みやすいです。途中に詳しい解説のページが入っているので、むずかしい所は大人がかみ砕いて説明してあげても良いとおもいます。

おまもりえほん
守るべきルール&覚えておくべきルール32個が、短く読みやすい文で書かれています。内容はとても細かく、身に着けておくべき大切なことが書かれており何度も読んでおきたい絵本です。

おやくそくえほん
日常生活での基本的なルールやマナーの絵本。「ありがとう」「ごめんね」などをちゃんと伝えることの大切さ、お食事の時のマナー、外でしないほうが良い発言、周りの人への気遣いetc…人として身に着けておきたいことがたくさん書かれています。自立の道の第一歩、という感じです。

あんしんえほん
主に生活の中のルールや安全に過ごすために知っておいたほうが良いこと、心と体の安心について簡潔にかかれています。これぐらい簡単に書かれているほうが子どもたちにメッセージが届きやすいと思います。親なら、日常の生活で何度となく口にしたことのあるような内容ではあります。

いちねんせいえほん
1年生になるため、小学校と言う社会に出るためにおぼえておきたい大切なことがたくさん書かれています。小学生になるのが楽しみな一方で「小学校ってどんなところ?」「だいじょうぶかな?」と不安に感じている子たち。小学生になっても君は君のままで良いんだよ、と言うメッセージが不安を和らげてくれることと思います。いろんな人がいる中で、自分を大切にすること、お友達とのかかわり方、守るべきルールなどが可愛いイラストで描かれています。

いやです、だめです、いきません
まず「あぶないことってなに?」「あやしい人ってどんな人?」という、そもそものギモンをわかりやすく理解することができます。こういう時は気を付けて!という防犯の意識って、なかなか説明しづらいし、ピンと来ない子もいると思いますが、とても分かりやすくまとめられています。

おさほうえほん
気持ちよく過ごすための基本的なマナーがわかりやすく説明された絵本です。未就学児や低学年だけで終わらず、高学年の子にも読んで欲しいなと思いました。大人でもわからなかったり、知らなかったり、忘れてしまっていたり、心がけが足りなかったり、親子で一緒に学ぶことが出来ます。

教科書に出てくる本

スイミー
レオ・レオニの名作のうちの一つで、たぶん一番有名な作品かと思います。次女が通う予定の小学校では1年生の2学期に学びます。絵がとても美しいのでぜひ手に取って見ていただきたい作品です。孤独だったスイミーが海で見つけた生き方。そして次第に周りを変えていく。力と勇気を与え、世界のすばらしさを改めて教えてくれる作品です。

ごんぎつね
この作品は4年生の教科書に。色々な出版社から発売されており、子どもが気に入ったイラストで選ぶのも良いと思います。江戸後期の貧しい農村が舞台で、はりきり網漁あみりょう、お歯黒はぐろかみしも、など、普段聞きなれない習慣や言葉がたくさん出てきます。やっと兵十がごんのことをわかった時、すでに…。次女は「ごんが言葉を話すことが出来ていたなら…。」と、とても悲しんでいました。

読書感想文 課題図書

あざらしのアニュー
うまれたばかりのアザラシの子「アニュー」。こんなに小さくて弱い赤ちゃんアザラシが、厳しい自然の世界をたった1匹で生きて行くなんて。親の庇護の下で生き育つ私たち人間には想像もつかないぐらい過酷なことです。と、ついつい動物に感情移入してしまいます…。アニューが最高に可愛いです!

ごめんねでてこい
素直になれない、謝れない。誰にでもあることですよね。主人公のはなちゃんのような三世帯世代は珍しいですが、次女にもはなちゃん家族の状況はよく伝わったようです。ただ後半の内容がショックだったようで、しばらく布団にうずくまって出てきませんでした。後で聞くと、次女の心情としてはおばあちゃんのことをかわいそうと思う気持ちの方が強かったようで、やはりはなちゃんの気持ちは経験してみないとわからない部分が大きいのかな、と。

どうやってできるの?チョコレート
美味しい美味しい絵本💕チョコレートを買いに行きたくなってしまいます…。工場でのチョコレートづくりの写真がとても楽しいです。「読む工場見学」と言ったところでしょうか。

ミッケ!シリーズ

ミッケは遊びの要素があるので楽しいし、短文ばかりなので幼児からでも気楽に読みの練習が出来ます。見つけるのはとても大変なので、親子で力を合わせてミッケ!しました。

チャレンジミッケ!6こわーいよる
こわ~い墓地、あやしげな街、不気味なお城。こわいもの大好きなこども達にはぴったり。

I SPY 7ミッケ!たからじま
コインや金のゴブレットなどのお宝、アンティークショップや宝島への旅立ち。冒険好きさんにおすすめ。

チャレンジミッケ!9タイムトラベル
Mr.Robotoの曲が流れてきそうな、昔の近未来(笑)本書の冒頭は少し違う雰囲気なのですが、それもまたストーリーがあっておもしろいです。

チャレンジミッケ!11 へんてこりんなみせ
ちょっぴり不思議な魅惑のアンティークショップには宝物がたくさん!ミッケシリーズは子どもから大人まで楽しめますね。

おれたちともだちシリーズ

親子で大好きな内田麟太郎さんの絵本。共感できるお話が多く、降矢ななさんのダイナミックなイラスト表現で登場人物の人となり(動物となり?)が力強く伝わってきます。

ともだちシリーズ最高です!もっと小さいころから読んでいましたが、図書館で見かける度にまた読みたくなる!なので今でも借りて読んでいます。キツネとオオカミさんの友情。いつも仲良しで楽しいだけじゃない。友達とのちょっとしたすれ違い、素直になれない時、うしろめたさ、色々なドラマがあり、自分の経験と重なったりしてとても共感できます。

毎日毎日必ずと言ってよいほど遊ぶ2匹ですが、最近オオカミさんが変。あることが理由なのですが…。オオカミさんは「一匹狼」なんて言葉があるぐらいかっこよい動物。今回はそんなかっこよいオオカミさんのかっこよい優しさや美学を垣間見ることができます。

些細な事が心に引っかかって、ずっとそのことばかり気になってしまうことってありますよね。今回はそんなキツネのおはなし。よく知らない相手に対して取ってしまった態度、きっと大人ならあえて気にせず通り過ぎてしまうかも。でも、春の訪れが雪を溶かすように、キツネくんの勇気が心のしこりを溶かし、とても微笑ましいラストへとつながっていきます。

 

いつもとはちょっと違う、だけどこれも素敵な1冊。キツネやオオカミさんの、いつもの物語とは違う日常の1ページを見せてくれます。毎作ながら絵がとっても良い!2匹は仲良しだけれどとっても自由だなぁと、なんだか安心しちゃいました。

ズキューン♡今回はハートを射抜かれたオオカミさんのお話です。表紙からもわかるように、キツネが心配するほどオオカミさんふにゃふにゃです(笑)それもそのはず。とってもラブリーな動物が出てくるのです。オオカミさんは狼なのに、他の動物に対する保護本能がページいっぱいにあふれ出ているようでとても面白い回でした♡

性格がツンツンだけど超かわいいテンが登場します。(ツシマテンなら国の天然記念物!)こんな子っていますよね。たいした理由もないのにいじわる心で仲間に入れてあげなかったり、無視するように言ったり。キツネの立場にもオオカミさんの立場にもなったことはあるけれど、さすがにテンは無い。きっとテンは先にオオカミさんに会っていたらキツネにを標的にしたはず。娘には、キツネと、なによりオオカミさんの立場を想像して欲しいと思いました。

キツネとオオカミさんが出会って、友情を育んで前に進んできました。キツネがポツリと過去の話を始める。2匹が出会う前の過去のお話。過去の「さよなら」があったからこそ今の出会いがあったんだよね。ちょっとセンチメンタルなお話です。表紙の2匹が手をつないでてかわいい💕

ともだちシリーズの番外編と紹介されている1冊。ロシア民謡が元になっている童謡「一週間」の音に合わせて歌えるようになっています!(アゴダのテレビCM♪月曜日はアゴダが安い~♪の曲です。)キツネ、オオカミさん、その他の動物たちの1週間です!

おしりたんてい

一時期ハマっていた「おしりたんてい」。テレビ放送も見ていました。♪あたたかな紅茶とスウィートポテト~♪の部分が大好きでした。祖母に見せると「これは…良いの(放送して)?」と(笑)。

町に現れた巨大な宝石泥棒の正体を突き止めて成敗するお話です。迷路、人探し、推理、お決まりの放屁。遊び要素たっぷりなのでとっても楽しく読みました。

「アデュー!」でおなじみのかいとうU登場回。敵だけどクールでかっこよくて娘も大好き。(頭にう○こ乗せてるんだけどね。)資産家の家に代々伝わるお宝をめぐって、おしりたんていとかいとうUが戦いを繰り広げます。後半はブラウンの警察学校時代のお話。そういえばブラウンって警察学校の時まで喋れませんでしたよね。いまでこそ助手ですが、昔はふつうにペットでしたよね。

思わず憧れてしまうような大人の女性、むらさき夫人登場。むらさき夫人たちの本名可愛すぎます。おしりたんてい=放屁、なので芋農家なのでしょうが、むらさき夫人は、さながらフランスのシャトーでも管理してそうなエレガントな佇まい。もちろん、秘密有り、おしり探し有り、推理も有りで、期待を裏切らないおもしろさです。

心を動かされた絵本

こども同士一緒に遊んでいると少なからず遭遇するシチュエーション。当事者だったり、周囲の人だったり。娘は人のものを勝手に持って行ったクマは良くないしビーバーが気の毒だった、自分はそんなことしない、と。ある程度の年齢ならわかっていることです。では、もし自分が周りの人だった場合はどのように動くべきか。この本を読んで考えて欲しかったのはそこでした。

優しさがあふれている1冊。こどもへの愛情を再確認させてくれる1冊です。このままで良いのかな?子育てで迷いが出てきてしまう時は誰にでもあります。あの時「これで良いんだ。」そう決めたのに…気持ちが揺らいだ時、ぜひママに読んで欲しい。

大好きな動物「ねこ」の絵本

無類のキツネ好きの娘ですが、2024年は猫本もよく読んでいました。

ただの悲しいお話ではありません。わたしも今まで猫を2匹保護し見送ってきたのでわかりますが、猫は1匹では生きていけません。外では生きていけません。人の力が必要なのです。あまりにも知らない人が多いんだろうな…。野良猫は勝手に外で生きてるって思っわれてるんだろうな…。この1冊は心して読んでいただきたい。読まない方はこれだけ聞いてください。「猫さん飼うなら天寿を全うするまでそばにいてあげてねコ。」

自分の大切な人に贈りたい1冊。みんなそれぞれの大切な人を思い浮かべさせてくれる1冊でした。大切な人に出会えたその奇跡と過ごしたかけがえのない時に感謝したい。そしてtonoさんのイラストが素敵すぎる…(涙)

いろんな猫さんを探しだす1冊。ですが…とっても細かい!すごく大変な作業だったのでは…!いろんなテーマに沿ったまちが描かれており、とっても楽しく猫さん探しが出来ました!

可愛い♪お姫様のように愛され可愛がられている美猫エステラ。内容から、その猫らしい気ままな性格が伝わってきます。エステらにとってはとてもショックな出来事が起こります。兄弟が出来た時にエステラのような行動に出る子は珍しいと思うけど、第一子って相当戸惑ってるんだろうな…。ほとんど態度に出さない子もいるけど、その心情たるや。大げさではなくあり得るなって思いました。

児童書や絵本とは異なりますが、イラストがほっこり、安心した気持ちにさせてくれます。猫の取扱説明書コラムという感じです。マンガもあって楽しく読めるし、猫の生態や感情などがぎっしり詰まっていて、とっても勉強になりました。これから猫を迎える方はもちろん、猫さんと一緒に暮らしている方にもおすすめです。娘も猫が買いたくなった~と。

猫と一緒に暮らしていたものとしては、涙なしに読めませんでした。泣きそう(泣いてる)なのを娘に悟られないようにしました。とりあえず読んでみてください。そういえば、以前とある猫雑誌が有って毎月購読していたんですが、その中のグレート義太夫さんのコラム(のちに書籍化)でも人間は猫の下僕でしたねぇ(笑)はぁぁ猫吸いたい。

きた~ヒグチユウコさん♪好きな人は大好きな(あたりまえか。)ヒグチユウコさんの猫本。イラストのすこしグロテスクな雰囲気も最大の魅力の一つ。文はうっすらと宮沢賢治を感じさせる。(あくまでも個人の感想です!)こねこのその後がはっきりとしない結末に少し不安な気持ちにさせられます。ニャンコの気持ちが痛いほど伝わってくる。書き出しと終わりの文が一緒なのも芸術性があって素敵でした。

野良猫さんが本当の意味で「うちのねこ」になるお話。作者の実体験をもとに書かれたお話だそうです。作者=「わたし」が野良猫を家に迎えます。野良猫は作中で「ねこ」と呼ばれています。簡単に心を許してくれない「ねこ」ですが、ゆっくりと時間をかけて「わたし」を受け入れていくお話です。心が通じた場面はとっても温かな気持ちにさせてくれます。

思わずわらってしまうユニーク絵本

こんなに面白い視点で書かれた絵本があったなんて脱帽(だつぼう)です!(…濁点とっても意味をなさないや…。)絶望から主人を助けるために離れる「濁点」。もうこの設定からして面白すぎます。最後は救いが有ってほっこりとさせてくれます。とても短くすぐに読めます。

絵本&漫画界のレジェンド長新太さんの不思議なワールドが広がっています。落ち着いたキャベツくんと、食欲むきだし純朴なブタヤマさんの掛け合いが独特でめちゃくちゃ面白い。とっても不思議な空気感を味わわせてくれます。

ももんちゃんシリーズでずっとお世話になっているとよたかずひこさんの絵本です。みんなが親しみを感じるかわいいイラストテンポが良くユニークな言葉で書かれた文が娘もとってもお気に入りです。

こどもなら、みんなだいすき、おならです!娘もおならで大笑いできる幸せな種族です。タイトルにもあるように「漫才」と言うことで関西弁でございます。声に出して上手にテンポよく読むのはなかなか難しいですが、家族で大笑いできること間違いなしです。

児童書の名作

この2冊はもともとわたしの愛読書でした。小1の時、毎朝普通電車に揺られながら読んでいました。もちろん帰りの電車でも。何度も何度も読んで「新しい本を買ってあげるよ。」と親にも呆れられるくらい。とにかくかわいい王様が大好きでした。娘もきっと好きになってくれるだろうと思ったのですが、反応はイマイチ…。またしばらく時間をおいて読んでみたいです。

自然・動物・植物などの本

地球の歴史がわかりやすく書かれています。地球の誕生を1月1日とすると人間が文化を持ち出したのが大晦日!地球って本当にすごい…。そんな地球を人間が壊してるっていう…。難しい言葉、読みなれない言葉があり娘はところどころ苦戦していたので一緒に交代で読みました。

絵がとっても美しくて、良い絵本に会えたと思いました。まるで絵本の中に海があるみたい。文も面白く、色々な生物のつながりも書かれています。アートブックみたいで、家に置いておきたい1冊。

こちらも絵が素晴らしい。あるキツネの一家を通して、壮大な命のリレーについて書かれた1冊。2023年にいくつか読んだ食物連鎖や生命のつながりに関した本たちを思い出させました。

わかめってすごいんです。わかめって生きてるんですよ~。家庭のワンシーンから始まるこの絵本ですが、どんどんどんどん壮大な海へといざなわれていきます。わかめってこんなにも奥が深い植物(生物)なんだな、と。この絵本のおかげで、娘はちょっとしたわかめ博士です。

2023年に読んだ自然絵本はコチラ↓

その他(伝記絵本・名作絵本)

イギリスの古生物学者メアリー・アニングの伝記絵本です。スパーレディの人生が快活に書かれています。こんな学者さんが200年前にいたなんて知りませんでした。とても数奇な人生を歩んだメアリー。古生物学に大いに貢献したのですが、女性ぼ活躍が認められない時代だったため、その功績を形として残すことが許されなかった。彼女の功績は死後認められたのです。メアリーの頑張る姿に親子ともに心動かされました。

プリンセスが出てくる有名な名作を24話集めたえほんです。ゾロリばっかり読んでいた娘に、いわゆる女の子向けのものを、と思い借りてみました。一通り読んではいましたが、あまりピンとこなかったようです。話の内容も、もともと知っているお話より若干浅い…。アニメ絵が可愛いので、絵にハマると名作の第一歩には向いていると思いました。

古典から1冊。たまたま図書館で『面出し展示』されていたのを娘がそのまま持ってきました。絵がきれい、と。ジャケ借りです。瑞々しく透明感のある色で描かれた絵の美しさは言わずもがな、なんと、いわさきちひろさんでした!少し悲しい結末ですが、絵本によっては違う結末だったりするので、いろんなうらしまたろうに触れてみてください。

かいけつゾロリシリーズ

そして2024年に読んだゾロリです。感想は割愛いたしますのであしからずテン。

おわりに

いかがでしたでしょうか。2024年、図書館では101冊。年齢が上がってきて、絵本から児童書へと移行しているので冊数は減ってきています。また2025年も図書館で素敵な絵本&児童書に出会えますように!