【 おすすめ絵本】いのちのリレー・ 食物連鎖 【5選】

読み聞かせ

次女は4歳からマインクラフトで遊んでいるのですが、プレイし始めた頃、ウサギがキツネに襲われキツネがさらにオオカミに襲われるという設定に衝撃を受けたようで…。今日は、いずれは、と考えていた『食物連鎖とは何か』をこどもに教えるための足掛かりにした絵本を5冊紹介したいと思います。

たべることはつながること

たべることは つながること
〈福音館書店〉

パトリシア・ローバー 作
ホリー・ケラー 絵
ほそや あおい 訳
くらた たかし 訳

温かみのある絵で、動植物の『食べ、食べられるつながり』についてわかりやすく解説されています。自然界の弱肉強食を生々しく書いているわけではありませんので、気楽に読んであげることが出来ます。おわりの部分で、人間が実際に壊してしまった食物連鎖のお話が書かれています。これは少し難しい内容だったので、言葉を砕いて説明しながら「なにがおこったんだろうね?」と、こどもと一緒に考えながら読みました。長く読み続けることができる絵本だと思いました。

ちきゅうがウンチだらけにならないわけ

ちきゅうがウンチだらけに
ならないわけ

〈福音館書店〉

松岡 たつひで 作


動植物の『食べる・食べられる』という直接的な話ではなく、その先にある『排せつと分解』そして『生き物とうんち』にまつわる知識を学べる絵本です。

まるで図鑑のように、とてもカラフルで、知らない虫や動物もたくさん登場します。みんなが大好きなウンチの絵も描かれているので、虫や動物がどんな形のウンチをするのかを知ることができ、こどもと「このこは変わったうんちをするんだね~!」などと、楽しくお話しながら読みました。子どもってウンチって好きですよね!

しでむし

しでむし
〈偕成社〉

広大な森林。わたしたちの知らないところで、日々繰り広げられている小さな小さな虫の生命の営み。それが美しい絵とともに、ただ淡々と語られている絵本です。

圧倒的な画力。細やかで丁寧な表現に思わず「わぁ、本当にきれい。」と口をいて出てしまったほどです。だって4歳の次女が、文の無いページでも絵から何が起こったのかを感じ取ったんです。あの次女のハッと目を見開いた表情が強く印象に残っています。凄いとしか言いようがありませんでした。その画力もさることながら、ページ使いも巧みで、ページをめくる度にあっと驚かされます。現実リアルえがいた絵から伝わってくる現実リアル。その生々しさに、目を背けたくなる方もいらっしゃるかと思います。ですがですが、幅広い年齢層の方々に是非じっくり読んでいただきたい。そして、著者の他の作品も必見必読です!

たったひとつのドングリが

たったひとつのドングリが
〈評論社〉

ローラ・M・シェーファー
アダム・シェーファー 作
フラン・プレストン=ガノン
せな あいこ

一粒のドングリから始まる森の命のリレー。植物と動物がつながり、知らずして森の成り立ちに協力し合っている、そんな食物連鎖のお話です。とても美しい絵本で、まるで切り絵かセロファンアートのよう。本文は簡単な1文だけで書かれているので、小さな子どもさんと一緒に、ゆっくりと美しいイラストを眺めながら読むことが出来ると思います。

どんぐり

どんぐり
〈福音館書店〉

こうや すすむ 作

実は、どんぐりを食べている動物たちも、知らないところでどんぐりの役に立っている、森を育てている。そんな森の生命のつながりについて知ることが出来る絵本です。地中の中の様子が描かれていたり、とても面白く描写されています。どんぐりの種類も学べ、ちょっとした『どんぐり図鑑』です。

以上、食物連鎖関連の絵本のおすすめ5冊でした。ぜひお子さんと一緒に読んでみてください!