普段はスマイルゼミでのタブレット学習のみで、書き方の練習をほとんどしていない次女でしたので、何かしたいなとずっと考えていました。そこで、次女が年中になってから絵日記をつけ始めることにしました。時間があまりないので毎日は書けませんでしたが、1週間に2枚ほど、気が付けば1年続いていました。今日は絵日記を続けた効果や書き方、絵日記のメリットなどについて書きたいと思います。どなたかの参考になれば嬉しいです。
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絵日記の始め方
① まずは絵日記を用意する
絵日記には、市販のものやフリー素材のテンプレなど色々あります。市販の絵日記帳にはB5サイズが多く年中になったばかりの次女にはすこし小さかったのと、ノートタイプのものよりも用紙一枚の方が書きやすいだろうと思ったので、わが家は昔長女が使っていた絵日記帳のあまりをA4にプリントアウトして使うことにしました。
知育教材の無料DLサイト『ちびむすドリル』にも絵日記ありますよ!
② 題材(テーマ)を決める
続いて、何について書くのか題材(テーマ)を決めます。これが一番大変と言っても過言ではありません。当然のようになかなか決まらないので、親子で日々の出来事を話しながら「これについて書こう!」と一緒にテーマを決めます。平日の保育園や幼稚園での出来事でも良いし、休日のお出かけや、特にイベントが無かった場合でも休日にどのように過ごしたか、最近読んだ絵本、ハマっている遊び、好きなお菓子など、どんな小さなことでも良いです。
③ 絵から描き始める
そして本文より先に絵を描きます。描いてる間は「なに描いてるの?」とか「これ誰?」など、聞かずに待ってあげます。絵日記に慣れない間は途中で疲れたり飽きたりするので、色鉛筆1色しか使っていなくても、弱い筆圧で小さな絵を1つしか描いてなかったとしても、絶対に「ここにまだスペース空いてるよ。」とか「もう少し描いたら?」とか「もっといろんな色使ったら?」とか言ってはいけません。言った瞬間にこどものやる気はそがれてしまいます。親としては「あの時描いた絵はもっと上手だったんだからもう少し描けるはずでは?」と思ってしまうかもしれませんが、ぐっと我慢して「お!描けたね~!」と描けたことをほめてあげましょう。保育園児&幼稚園児の描くの絵日記なので完全に自由で良いのです。そのうち慣れてきますし、気分が乗ってる日だと、描きすぎ!っていうぐらい描いていたりします。
④ 本文を書く
最後に、本文に移ります。これも慣れるまでは親子で一緒にします。いきなり書かせず、まずは「文を作ってみよう!」と声をかけて一緒に考えました。なるべくこども主体で文を作らせて「おお~!いいね!」とちょこちょこ褒めながら進めます。
なぜ親子で一緒するのが良いかと言うと、こどもはとても細かいことを覚えている反面、印象に残るような大きな出来事をすっかり忘れていたりします。ですので、日記に書く内容のネタを集めるためには「いつ?」「どこで?」「だれが?」「なにを?」「なぜ?」「どのように?」など5w1hで質問しながら記憶を呼び起こすお手伝いをしたり、その日のハイライトや最近あったことをお互い思い出しながら言い合いっこすると、意外とどんどんネタがでてきたりします。この、自分の経験などを思い出して文章で表現する一連の作業で考える力が身に付きます。この作業を繰り返し積み重ね、文章の構成を考える練習をし、一人で出来るようにするのが目標です。
絵日記は絵と本文の両方を書くことが必要なので、あまりにも絵に熱中しすぎて疲れたり、本文を書く時間が足りないときは無理に書かせずあきらめます。でも、だんだんと絵も本文も一緒に書けるようになってきました。
⑤ 書くのに慣れたら文章表現の幅を広げる
文章表現の幅を広げるなんて書いたらめっちゃ大げさな感じがしますが、こどもが絵日記に慣れてきた頃からは「一番伝えたいことはなにか」と「その時の自分はどう思った(感じた)のか」を意識するように促し、文章の表現もどんどん教えていきました。そして、だんだんとボリュームのある文章を書けるようにしていきます。期待の感情を表す文だって、ただ「たのしみだ。」一辺倒ではなく「わくわくする。」「待ち遠しい。」などから始まり、いずれ「心がおどる。」や「胸が高鳴る。」など、高度な表現も覚えていくのです。
1年続けた効果とメリット
『文字』と『文章』を書く力が身についた
次女はこの1年で文字そのものも上達し、文章を書くのも格段に上達したと感じます。文字の読み書きはスマイルゼミで練習していたので文字を覚えて読めるようになるのは速かったのですが、『書き』があまり上達しませんでした。と言うのも、次女は反復練習が好きではないようで、同じ文字を何度も何度も書いて練習することが無理でした。スマイルゼミでも文字の練習は避けていたことも…!なので、絵を描くという楽しい要素があり、嫌がらない程度に間違えを正しながら字の練習&文章の書き方や表現力を同時に身につけることのできる絵日記はもってこいでした。
文章を書くルールが覚えられる
- 本文の始めは1マス空ける
- 新しい段落で1マス空ける
- 句読点を書く場所
- 小さい「っ」「ゃ」などを書く場所など
わが家は自由に書かせていたので、まだあまり作文のルールは覚えていません。最初は本当に簡単な文を書くのでで精いっぱいでした。
『きょう〇〇した。たのしかた。』
とか一言だけ。しかも『っ』が抜けている(笑)それでも全然オッケー。書き間違いがあったら一応こどもに伝えてみたりもしますが強要はしません。
慣れるまでは『っ』を飛ばしてしまうことがよく有りますよね。書き終えて一緒に読んでみて「あれ?おかしいね?」と気がついても、書き直すか書き直さないかはこども自身に決めさせていました。疲れてたら書き直さないし、気になるから書き直す!と言う時も出てきます。時間が経つにつれ間違いは減るので無理に書き直させる必要はないと思います。
日付の呼び方や曜日を覚えられた
日付や曜日って、興味ない子って本当に何度教えても覚えてくれないですよね(笑)わが家も苦戦していましたが、絵日記を書きながら徐々に覚えていくようにしました。絵日記はいちばん最初に日付を書きます。これで和語(大和言葉)の日付の読み方を覚えていきます。
- 一日、四日、八日、十日、二十日など
そして日記本文の書き始めは「書く内容の出来事が起こった日」です。例えば「きのう、〇〇しました。」とかです。そうすると色々な日付の表現を知り、書いて覚えていくことが出来ました。
- 今日、明日、明後日、明々後日、昨日、一昨日、一昨昨日
(次女にはついでに弥の明後日まで教えました。) - 今週の〇曜日、先週の〇曜日、来月、先月
小学校の日記の宿題はお手のもの!
長女の時もそうだったのですが、これをやっておくと小学校に入ってからの日記の宿題(あのね帳や夏休みの絵日記など。)がめちゃめちゃ余裕で出来ます!
まとめ
いかがでしたか?無理なくゆるっと続けてきた絵日記ですが、1年経つと、思い出と成長の詰まった絵日記が100枚近くに。これは宝物です。
絵日記を1年間続けた次のステップとして、さらに書く量を増やし表現力も延ばしたいと思うので、今年は日記に挑戦してみようと思います。きっと毎日は書けないけれど、のんびり続けたいと思います。
絵日記にはこんなにメリットがあります
- 反復練習が苦手でも文字の練習ができる
- 表現力が身につく
- 文章を書くルールや日付、曜日が覚えられる
- 出来事を思い出しながら書くことによって考える力が身につく
- 小学校の宿題が楽になる
就学前のお子さんがいらっしゃるご家庭はぜひチャレンジしてみてください!
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